エーリッヒ・フロム「愛するということ」
図書館でこの本を借りました。
社会心理学者 エーリッヒ・フロムの
「愛するということ」
それはどんな方法を用いるの?
どうやったらいいの?
と、今すぐ答えに飛びつきたい。
そんな気持ちで読むとガッカリする本。
私も↑の気持ちで読み進めました^_^;
一石、ニ石、三石…もっとかな?
のヒントが本の中にあります。
それに気づくのは、読むタイミングや
受け取る側の気持ちによって変わってくるかもしれません。
私が印象に残ったのは、集中力。
それは今ここで全身で現在を生きること。
明日のこと、昨日のこと、でなく、今、現在を生きる。
シンプルだけど、これ、結構難しいものです。
すぐ先のことを考えてしまう自分に気づきます。
今日の晩御飯は何しようか?とか、
明日、銀行に寄って、それからその後、あれとこれを買わないととか。
とにかく雑念が多すぎる^_^;
幼児が歩こうと懸命に練習する。
転んでも転んでもやり続ける。
子供の忍耐力と集中力があれば、どんなこともできる。
愛することもそれと同じである。
子供で例えられると理解しやすいですね。
子供って、とにかく夢中で何かをしてますもの。
大人になると、集中力、どこへ行ってしまうのだろう。
私なんか、後で。って、なってしまいます^_^;
他人しか愛せない者は愛することが出来ない。
えっ?どういうことだろう??
他人ばかりを気にして、自分をないがしろにする、自分を愛せないでいる。
もしくは気づいていない。
そう私は解釈したのですが。
一度読んだだけではまだまだ理解しきれない。
また、改めて読み返したい一冊です。