カレーライス、おかわりは2杯

60代に突入 ふたり暮らし 目指すのは"らしく" "楽しく" "健やかに"

YouTubeで昭和の映画鑑賞

ゴールデンウィーク


YouTubeでランダムに流れてきた日活フィルムチャンネル


モノクロの1956年の作品



The speed at which the komodo dragon reaches its target 💨


「州崎パラダイス 赤信号」


なんか面白そうかも?と思って鑑賞しました


主演女優は新珠三千代


主演男優は三橋達也


舞台は東京の州崎


州崎とは埋められた土地に遊郭があった場所だそうで、現在はないようです


遊郭と言えば、吉原が有名ですが、こちらもその当時は有名な場所だったようです


映画の内容は…


金も住むところもない男女二人が州崎に流れ着いた場面から話しが始まります


二人は別れられず、どうにもならない状況


人のいい小料理屋の女将さんのところに転がり込んだ二人


女はその店で働き、男は蕎麦屋の出前待ちとして、働き始める


女は店に来る常連の客といい仲になり、姿を消す


理由は男の甲斐性なさに嫌気がさしたということ


男は必死に女を探すけど、見つけられない


本来なら、蕎麦屋をクビになるところだった男


しかし、蕎麦屋で一緒に働く世話好きな女店員の機転でもう一度、働かせてもらえるようになり、真面目に働く男


女は安定した生活を手に入れたけど、昔の男が気になってしまう


捨ててしまったことに未練があるというジレンマでしょうか?


もう一人の重要人物は小料理屋の女将


女将の事情は女と旦那が逃げていったという辛い過去がある


ある日、旦那がふらっと帰ってきた


その場面の女将の演技に痺れました


憎んでいても憎み切れないのか?


女将は旦那を許して、再び、夫婦生活を送る


しばらくは平穏な日々を送っていた


けど、旦那が川で水死体として発見される


元女と入水自殺をはかり、女だけ助かったことを知った女将はその場で崩れ落ちる


それを見た男女二人は、もう一度、やり直すところで終わります




私は新珠三千代さんの名前は知ってましたが、映画は見たことがありません


気張っていても、どこか悲しげで、しどけない着物姿が色っぽく、とても素敵な女優さんでした


時代が移ろっても…


活気に満ち溢れた街に一生懸命生きる人々


人生の儚さを感じる映画でした♪