読んだ本から思い出したこと。
図書館で本を借りる時の目安にしているのは…
返却されたばかりの本から選ぶこと。
理由、ひと様が読んでる本だから、さぞかし面白いはずだ。と。勝手に思っています^_^;
今回、読んだ本は…
「此の世の果ての殺人」荒木あかね著
この本を選んだのは、↓
史上最年少の江戸川乱歩賞受賞作品だったので^_^;
批評家の満場一致って、すごくないですか!?
すごい才能ですね。
小惑星が数ヶ月後に日本に到達し、この世は確実に終わるということから始まる内容
人々は生き延びるために右往左往する中、主人公は運転免許を取るために自動車学校に通い始める。
そこで出会った自動車学校の先生。
言葉使いが男っぽいので、女性というのをすぐ忘れてしまう^_^;
ある日、ふたりはいつものように教習車に乗り込むと、トランクの異変に気づき、開けてみると…
女の変死体を発見。
元警察官だった先生と主人公は犯人探しを始まる。
今更、そんなことをして何になる?
何故なら、後数ヶ月で地球は木っ端微塵になるというのに。
正義とは何か?
生きるとは何か?
最後にしておきたいことは何か?
平和な暮らしをしている今、そういう状況になった時、私ならどうする?
どういう行動に出るだろう。と考えながら読み進めました。
小説を読みながら、思い出したことがあります。
ひとりで名古屋駅周辺を歩いていた時、足をひねって、転んだことがあります。
私の住む町と違って、名古屋駅周辺はたくさんの人が行き来しています。
そんな中で転んでしまった私。
恥ずかしいと思うのが普通でしょうか?
私は大袈裟に痛い、痛い!を連発しました^_^;
大概の人はみて見ぬふりです。
誰かが助けてくれるなんで、そんな期待はしていませんでした。
何故なら、その時はコロナ禍だったので。
だけど、若いカップルの女性が「大丈夫ですか?」と手を差し伸べてくれました。
私は咄嗟に「すみません、素手で触ったらダメですよ」というや否や、彼女は立たせてくれました。
彼女の彼氏さんも心配そうに声をかけてくれました。
こんな状況の中で危険を顧みず、助けてくれた優しい若いふたり。
私はそんなことが出来るだろうか?
できたら、そういう人でありたいとこの小説を読んで思いました。


